概要
2020/7に個人でWEBサービスを作ってAWSに公開した。
github.com
一応、作った目的としては以下のような動機だった。
- 今後、技術検証とかに使えるように自分の好きにできるサービスを持っておきたい。
- 当時、転職活動をしていたので、見せられるものを作りたかった。
- Python×DjangoやAWSの勉強(Djangoで作った。)
今回は作ったサービスそのものの話ではなくて、AWSの運用費が実際に1ヶ月いくらかかっているかという実績の金額について書く。
経緯
AWSにデプロイすると決めた時から、運用費がいくらかかるのかというのはとても怖かった。
だから、最初は概算を計算しようと思って、公式の料金体系を調べたり、『Amazon Web Servicesコスト最適化入門』を読んだりしていた。
ただ、やはり各サービスごとに料金体系が複雑で、概算を計算するのが面倒になってきた。
なので、どうせ自分で払うので、もう見切り発車で構築して、実際の請求額をみて体で覚えることにした。(さすがにかかっても一桁万円台には収まるだろうという推測の下)
そして、既に1ヶ月以上運用しており、実際にAWSから請求もきたので記事に書くことにした。
前提
使っているサービス
・使っているサービスは以下
No | サービス名 | 用途 |
---|---|---|
1 | VPC | 説明不要 |
2 | EC2 | アプリケーションサーバー×2台(ASG)・踏み台サーバー×1台 |
3 | AMI | ASGで起動するAMIを作成・保存している |
4 | Application Load Balancer | ロードバランサー |
5 | RDS(MySQL5.7) ※Auoraではない。 | DBとして使用。1台(高いイメージがあったので複数台構成にはしていない) |
6 | ElastiCache(Redis) | Djangoのキャッシュサーバーとして使用。1台(高いイメージがあったので複数台構成にはしていない) |
7 | S3 | 静的コンテンツ配置用 |
8 | Route53 | ドメイン取得 |
9 | AWS Certificate Manager | 証明書取得 |
インスタンスタイプ
インスタンスタイプを選べるものに関しては、安いインスタンスタイプを選んでいる。
→ ほとんどアクセスはないはずなので、耐えられるだろうという判断。
具体的には以下の表の通り
No | サービス名 | インスタンスタイプ |
---|---|---|
1 | EC2 | t2.micro |
2 | RDS(MySQL5.7) | db.t2.micro |
3 | ElastiCache(Redis) | cache.t2.micro |
リージョン
オレゴン(us-west-2)を使用。
※ 東京リージョンは高いので使わなかった。
アクセス数
計測はしていないが、検索エンジンにも登録させないようにしているので、ほとんどアクセスはないと思う。
※ GA入れておけばよかった。
内訳
Billingで確認したところ、請求の内訳は多い順に以下の通りだった。
No | サービス名 | 割合(%) | 金額換算 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | EC2 | 約50% | 約5000円 | 3台稼働しているので、1台1500円ちょっとの計算 |
2 | ELB | 約15% | 約1500円 | - |
3 | RDS | 約15% | 約1500円 | - |
4 | ElastiCache | 約10% | 約1000円 | - |
他は個別に表示するまでもない金額ということで、「その他のサービス」という項目にまとめられていた。(その他全部で約1%)
プラス税金