delhi09の勉強日記

技術トピック専用のブログです。自分用のメモ書きの投稿が多いです。あくまで「勉強日記」なので記事の内容は鵜呑みにしないでください。

個人で作ったサービスのAWSの1ヶ月の運用費

概要

2020/7に個人でWEBサービスを作ってAWSに公開した。
github.com

一応、作った目的としては以下のような動機だった。

  • 今後、技術検証とかに使えるように自分の好きにできるサービスを持っておきたい。
  • 当時、転職活動をしていたので、見せられるものを作りたかった。
  • Python×DjangoAWSの勉強(Djangoで作った。)

今回は作ったサービスそのものの話ではなくて、AWSの運用費が実際に1ヶ月いくらかかっているかという実績の金額について書く。

経緯

AWSにデプロイすると決めた時から、運用費がいくらかかるのかというのはとても怖かった。

だから、最初は概算を計算しようと思って、公式の料金体系を調べたり、『Amazon Web Servicesコスト最適化入門』を読んだりしていた。

ただ、やはり各サービスごとに料金体系が複雑で、概算を計算するのが面倒になってきた。

なので、どうせ自分で払うので、もう見切り発車で構築して、実際の請求額をみて体で覚えることにした。(さすがにかかっても一桁万円台には収まるだろうという推測の下)

そして、既に1ヶ月以上運用しており、実際にAWSから請求もきたので記事に書くことにした。

結論

2020年9月分の請求は

$96.63 = 約1万円

だった。

感想としては、もちろん個人の出費としては高いけど、まぁ想定の範囲内という感じ。

前提

使っているサービス

・使っているサービスは以下

No サービス名 用途
1 VPC 説明不要
2 EC2 アプリケーションサーバー×2台(ASG)・踏み台サーバー×1台
3 AMI ASGで起動するAMIを作成・保存している
4 Application Load Balancer ロードバランサー
5 RDS(MySQL5.7) ※Auoraではない。 DBとして使用。1台(高いイメージがあったので複数台構成にはしていない)
6 ElastiCache(Redis) Djangoのキャッシュサーバーとして使用。1台(高いイメージがあったので複数台構成にはしていない)
7 S3 静的コンテンツ配置用
8 Route53 ドメイン取得
9 AWS Certificate Manager 証明書取得

インスタンスタイプ

インスタンスタイプを選べるものに関しては、安いインスタンスタイプを選んでいる。
→ ほとんどアクセスはないはずなので、耐えられるだろうという判断。

具体的には以下の表の通り

No サービス名 インスタンスタイプ
1 EC2 t2.micro
2 RDS(MySQL5.7) db.t2.micro
3 ElastiCache(Redis) cache.t2.micro

リージョン

オレゴン(us-west-2)を使用。
※ 東京リージョンは高いので使わなかった。

アクセス数

計測はしていないが、検索エンジンにも登録させないようにしているので、ほとんどアクセスはないと思う。
※ GA入れておけばよかった。

少なくとも、AWSのコストにインパクトのあるレベルのアクセス数ではないはず。

内訳

Billingで確認したところ、請求の内訳は多い順に以下の通りだった。

No サービス名 割合(%) 金額換算 備考
1 EC2 約50% 約5000円 3台稼働しているので、1台1500円ちょっとの計算
2 ELB 約15% 約1500円 -
3 RDS 約15% 約1500円 -
4 ElastiCache 約10% 約1000円 -

他は個別に表示するまでもない金額ということで、「その他のサービス」という項目にまとめられていた。(その他全部で約1%)

プラス税金

所感

  • EC2に関しては、インスタンスタイプ小さいの選べば安く抑えられるイメージだったけど、意外と高いんだなと思った。
  • 逆にRDSやElastiCacheはイメージしてたほど高くなかった。

以上